ローズマリー【魔女とハーブ】

ハーブ

「ローズマリーは、私たちの昼と夜の思い出のために。

ああ、どうか、あなたが常に

私の視線のとどくところに居てくれるなら。」

植物情報

ローズマリーの名前の由来は、海岸の近くでよく育つことから、ラテン語でロサ・マリアヌス、すなわち「海のしずく」から来ています。

ヨーロッパでは、教会、死者、生者を悪魔から守る神秘的な力を持つといわれ、また記憶や友情を意味する植物です。

 

アダムとイブが楽園を追放されたときに持ち出した2つのハーブは、ローズマリーとラベンダーだといわれています。

そのため、神はローズマリーの植物に人類を快適にし、健康にする特別な力をさずけました。

ローズマリー

ローズマリー
学術名:Rosmarinus officinalis
惑星:太陽
元素:火
性別:男性
パワー:守護、愛情、欲望、精神力、悪魔祓い、浄化、治癒、治療、睡眠、若さ
wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC

ローズマリーの花はもともとは白かったそうです。

ところが、聖母マリアが幼子イエスを抱えてエジプトを逃れたとき、追っ手から隠れるあいだ彼女はローズマリーの茂みに青いコートを投げかけました。

そのとき、聖母マリアの威光が、白い花を愛らしい青に変えていたのです。

そのときから、ローズマリーの花は青いままです。

 

また、古代ローマ人は神々をローズマリーの花で飾り、ローズマリーを燃やして、煙で神々を清めました。

古代ギリシャでは、記憶力増強のためにローズマリーの煙を髪にふりかけ、精油を額に擦りつけたと言われています。

 

魔術的要素と用途

守護

ローズマリーをベッドの下に置いておくと、あなたをあらゆる危害から守ってくれます。

庭に植えたローズマリーはエルフを引きつけ、泥棒を撃退するといわれています。

愛情・欲望

ローズマリーは昔から愛のお告げとして利用されてきました。

枕の下に銀貨とローズマリーの小枝を置いて眠ると未来の恋人の夢を見ることができます。

浄化

ローズマリーは、燃やすと強い浄化の力を生み出し、燻すとその場所や空気のネガティブなエネルギーを浄化します。

魔術の儀式を行う前の浄化として行うとよいでしょう。

治癒・治療

ペストマスク

昔、ローズマリーは全ての病気を治すことができる薬草だと考えられていました。

体全体を刺激する強壮茶に加工され、ワインに入れて強心剤として飲まれていました。

殺菌性があるのでしばしば病室で燃やされました。

 

ペストが流行した時代には、新鮮なローズマリーを首からぶら下げたりマスクに入れたり、常に匂いを嗅ぐようにしたといわれています。

睡眠

ローズマリーを机の下に置いておくと、悪夢を見ることなくぐっすり眠れるようになります。

若さ

ローズマリーを持ち歩くと健康を維持することができるといわれていて、花飾りを頭に被ると記憶力がよくなります。

木質部分の匂いをかぐと若さを保つことができます。木質部分の煮出し液をお風呂に入れて入浴すると若さを保つのに効果的です。

ハーブの育てかた

ローズマリーの育て方

ローズマリーは、種子や苗から栽培することができますが、初夏に開花していない枝から取った挿し木で殖やすこともできます。

根が生えて来るまで水につけておき、根が生えたら土へと植えましょう。

 

十分な日差しと水はけの良い土壌を選びます。

寒さには比較的強いですが、凍結の可能性がある場合は室内に持ち込むなどの対策が必要です。

 

ある程度成長すると、いつでも葉を摘んだり、枝を切ったりできます。また、好きな形にクリッピングする事も可能です。

虫が寄りやすい植物の近くに植えることで、蛾、インゲン虫、ハエを遠ざけるのに役立ちます。

収穫と保存

ローズマリーは年中収穫が可能です。

料理や魔法に使う時に、その都度庭の新鮮なものを収穫するのも良いですし、乾燥させて使用しても良いでしょう。

<注意事項>

ローズマリーはお香として香りを楽しんだり、料理として口にしても安全な植物です。

しかし、精油は刺激が強いので身体に塗布する前に必ず希釈し、食べる時は大量に摂取しないように注意してください。

大量摂取すると有害な副作用を引き起こしたり、特定の薬物療法を妨害したりする可能性があります。

 

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